急性期が向いてない!看護師の性格と打開策とは?
急性期病棟で働いているけれど、
「急性期向いてないのかな・・・・」
「急性期向きじゃないって先輩にも言われたし…やっぱり向いてないのかな…」
そんな事を考えていたりしませんか?
私も新人看護師として働きだした1年目、2年目は忙しい急性期の外科病棟で働いていたのですが、全くといって当時の私の性格には向いてませんでした。
急性期病棟が向いてない人の特徴って?
性格がおっとりしていて、どちらかというとマイペースな性格な私は急性期病棟が合っていませんでした。
テキパキ動くことがどちらかというと苦手な人にとっては、私自身がそうであったように、「まだ終わってないの?」「早く終わらせてよ!」と先輩看護師に怒られることもしばしばあるのではないでしょうか。
私の新人時代は、先輩に言われて焦れば焦るほど、緊張しすぎてできなくなったり、挙句の果てにミスをしてしまったりということもありました。
急変対応でも自分の考えで動けずに、先輩看護師に言われてやっと動けるというようなことを繰り返していたりしていたと思います。
でも、業務が終わってみて、あとから冷静になって考えれば分かるのに、それでもいつも自分が動くよりも先に先輩に言われてしまう。
それは、看護師2年目になってからも何も変わりありませんでした。
そんな人は、もしかすると急性期病棟が合っていないのかもしれません。
患者さんとの距離感が取れない
また、私は患者さんとの距離感を取るのも下手で、話しかけられては立ち止まって仕事が回せなくて、メンバーに迷惑をかけるなんてこともしょっちゅうでした。
患者さんに感情移入してしまっては、亡くなってしまったことにひどくショックを受けて後になっても引きづってしまい、精神的に負担も大きかったように思います。
患者さんの心身のケアは大切だけれど、日々のルーティンワークや術前術後の準備も大切です。
急性期で働くならある程度、患者さんとの距離感を取って働ける性格の方が向いていると言えるのかもしれませんね。
急性期が向いてないなら?
急性期が向いてない…と感じるからといって、すぐに辞めてしまうのではなくそのまま続けていくという選択もできるはずです。
一度は、「向ていない」なら向いてないなりの努力をして、できる限りのことをやってみてはどうでしょうか?
でも、自分なりに工夫したり勉強しながらやってみたけれど、やっぱりダメだと思ったその時には、ほかの選択肢を考えてみてもいいでしょう。
まずは異動を打診してみる
急性期が向いてない…と感じるなら、まずは違う科に移ってみればできるのではないか?と考えてみましょう。
展開の早い外科が苦手なのであれば、内科にいけばもしかしたら向いているという可能性もありますよね。
実際に内科の方が病棟の雰囲気的には落ち着いています。
外科ほどのバタバタ感はないと言っても、病院によっても忙しさは異なるので一概には言えませんが、内科で働く看護師からいろいろ話を聞いてみるといいでしょう。
異動ができそうな病院で働いているのであれば、師長に相談して自分の正直な気持ちを伝えてみるようにしてくださいね。
師長が理解のある方なら、あなたの適正や思いを理解して異動させてくれるというケースもあるはずです。
急性期が向いてないなら、回復期リハビリテーション病院も「アリ」
異動ができなかったり、今の職場を辞めたいと考えているのであれば、転職という必要性が出てくると思います。
私自身、看護師2年目で心身共に疲弊して休職をしたのちに初めての転職を経験しました。
看護師は急性期で3年働いてやっと1人前になれると、周りから言われ続けることが多いですよね。
でも、私は心身共に壊れるくらいまで働くなら、その少し前には気づいてあげて別の道へ進むということも必要な時があると思っています。
私自身は、回復期リハビリテーション病院に転職をするという選択をすることで、看護師として働くということにある程度自信と余裕を持つこともできるようになりました。
急性期のような処置が多くてついていけないと思っているような人、命を預かるという精神的プレッシャーが大きい急性期がしんどい人にとっては、働きやすい環境がある職場だと思っています。
もちろん、看護師として働ける急性期以外の職場は、回復期だけではありません。
療養型病院やクリニック、訪問看護、施設など、いろいろ選択肢はありますから、一度、ゆっくりと自分の適性を考えてみても遅くはないと思いますよ。