中堅看護師の悩みのすべて | 負担で辞めたいナースへ

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中堅看護師の悩みのすべて | 負担で辞めたいナースへ

 

中堅看護師だって看護師向いてない!なんてことを思うこともあることでしょう。

 

 

中堅看護師とは、一般的に看護師4年目〜10年目の看護師のことを「中堅看護師」と言います。

 

ただ、病院によっては看護師3年目で既に中堅扱いをされるようなところもあるのが現状です。

 

新人看護師とは違って、もう立派に自分ひとりで考えながら仕事を進めていくこともできるのが中堅看護師の立場です。

 

現場では、即戦力として活躍することができるので、多くの中堅看護師が新人指導にあたる業務にシフトしていくというようなこともあるでしょう。

 

中堅看護師,悩み

 

 

では、ある程度自分で判断したり、仕事を進めていくことができたり、新人の指導まですることができる中堅看護師が抱える悩みにはどんなことがあるのでしょうか?

 

ここでは、中堅看護師がかかえる悩みとその解決方法について探っていきたいと思います。

 

 

新人指導が負担でつらい

 

中堅看護師ともなれば、新人指導に当たっているという人も多いでしょう。

 

通常の業務がある中で、新人看護師への指導もしなければいけないために、その分負担は大きくなってしまいます。

 

中堅看護師ともなれば、委員会などへの出席回数が増える病院もあり、なかなかタイムマネジメントは厳しいものになります。

 

業務量の負担が大きくなりすぎて過重労働だと感じてしまう中堅看護師も中にはいるかもしれませんね。

 

 

教えても新人看護師が辞めていく現実

 

忙しい中での新人への指導の負担もさることながら、最近では、新人看護師の離職の問題が大きく取り沙汰されています。

 

新卒で入職した看護師の約1割は、一年目のうちにすぐに辞めていくとも言われているほどです。

 

働いている病院によっては、1年、2年でほとんどの新人がいなくなってしまったというようなところもあるかもしれませんね。

 

どんなに頑張って新人看護師を育てても、結局はすぐに辞めていく、そして、また新しい新人が入ればまた指導というようなことを永遠と繰り返しているようなところもあります。

 

このまま、同じ状況がずっと続いていけば、疲れるばかりで楽になる日はありません。

 

 

新人看護師も必死で辛い思いをしていることもあるかもしれませんが、プリセプターや新人の教育担当として教えている立場も看護師だって、この状況には辛いものがあります。

 

自分に教える能力はないのではないか?

 

自分の言った一言が傷つけてしまったのではないか?

 

上司からはできない看護師と思われてしまわないか?

 

様々なことで自分に責任を感じて傷ついてしまうこともあるかもしれませんね。

 

 

新人看護師を辞めさせたくない病院

 

今は、病院全体で新人看護師をなんとか辞めないように、怒らない指導を推奨しているようなところもあり、優しく優しく教えなければいけないと上からきつく言われているようなところもあるほどです。

 

実はこのことが逆に中堅看護師のストレスになってしまっているという事例もあります。

 

 

でも、こうした新人を優しく育てていくという方針は、逆の流れを生み出してしまっている病院もあります。

 

  • 新人には決して怒ってはいけない!
  • きつく言ってはいけない!
  • 新人が辞めれば、指導者が悪い!

 

というような流れになってしまい、新人看護師が早期に退職してしまえば、指導をしていた中堅看護師のあなたに問題があるのではないか?と言われたりすることがあるのです。

 

新人看護師が泣こうものななら、誰が泣かしたのか!と責めてたてられることもあるでしょう。

 

このような立場に置かれてしまう中堅看護師は、上からも下からも板ばさみ状態で非常にストレスを抱えやすく、最終的には楽になりたい…と中堅看護師自身も辞めていくというようなことがおきてしまのです。

 

 

ライフスタイルの変化による負担

 

また、看護師4年目以上ともなってくると、結婚、妊娠、出産などのライフイベントを迎えるというような看護師も少なくないでしょう。

 

現実的には、こうしたライフイベントがある中で、一つの病院で長く働き続けていくということが難しいのも現実問題としてあります。

 

本当はキャリアを捨てずに続けていきたくても、なかなか両立が難しい…と結婚、妊娠などをきっかけに看護師の仕事を離れたり、あるいは、もっと両立して働けるような職場への転職をしていくというような人もかなりの人数で出てきます。

 

なかなか一つの病院でずっとこの先も働き続けていくというのは、託児所が整っていたり、周りの理解があるような職場でなければ難しいものなのです。

 

 

負担が大きい中堅看護師の解決策ってあるの?

 

このように中堅看護師は様々なストレスと戦いながら、仕事を続けています。

 

では、負担が大きい中堅看護師はどのように対処していけばいいのでしょうか?

 

 

まず、新人看護師への指導が負担となっている場合には、師長に相談をしてから新人指導から外してもらうということをお願いしてみることです。

 

このままでは、自分への負担が大きくてキャパオーバーになってしまうということを正直に伝えてみましょう。

 

理解のある師長なら、あなた自身が潰れてしまわない為に、考慮してくれるはずです。

 

もちろん、人手が足りなくてこのような対処もしてくれない場合もありますが、まずは相談してみないと分からないことなので、勇気をもって伝えてみてくださいね。

 

 

伝えてみたものの、何の解決策にもならないようであれば、転職という方法もアリだと思います。

 

私も看護師を続けていく中で、何度も転職を繰り返してきました。

 

看護師はライフスタイルの変化や様々な理由から、長く一つの病院で働き続けるということも難しい職業だと私自身は思っています。

 

 

特に、負担の大きい中堅看護師ならなおさら、もっと自分のことを考えてあげられる選択をしてもいいのではないのかな?と思います。

 

ストレスのある環境に長く身を置くこと自体は身体にもよくありませんよ。

 

ちゃんと職場を選んで働けば、自分にとってしっくりくるような職場もありますから、大病院であまりに厳しく忙しい病院ではなくても、もっと自分の生活と仕事とのバランスをうまく働けるようなところも探せばきっと見つかります。

 

 

転職サイトを利用したことはありますか?

 

転職サイトを使って転職すると、自分の希望していないところへ強引に入れられると聞いたことがあって利用したくないという人もいるかもしれませんね。

 

私も過去に転職サイトを利用した時に、強引な紹介を受けた経験があります。

 

ただ、転職サイトの中にはこちらの意志を最後まで尊重してくれるところもあるので、使い方によってはメリットの方が大きくなりますよ。

 

私が本当に使って良かったところだけ、まとめています。

 

>>>中堅看護師でも安心して利用できる転職サイトを見てみる

 

中堅看護師,悩み

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