看護師なのに高齢者が嫌い!【※克服の仕方や対処法】
看護師だけいど高齢者が苦手、どちらかというと好きじゃないという人もいることでしょう。
高齢者が好きで看護ができる人もいれば、人間ですからどうしても好きにはなれないということもあるでしょうね。
高齢者が苦手な看護師が陥りやすいこと
特に、介護施設で働いていたり、慢性期の病院で働いている看護師なら、毎日、高齢者とばかり向き合うことになります。
慢性期の内科病棟であれば、高齢者のほとんどが全介助が必要なこともあるでしょう。
日々、おむつ交換や食事介助、不穏対応などに追われていると、ある時からストレスになって高齢者が好きではなくなってくることもあります。
特に夜勤は、看護師の人数も少なくなりますから、その中で大勢の高齢の患者さんを見なければいけません。
高齢者の中には、認知症を患っているような人も多いですから、心ない暴言を吐かれたりすることもありますし、職場によっては、夜中に徘徊をしてはあなたを困らせることもあるでしょう。
ゆっくり話しても理解してもらえなかったり、耳が遠くて聞き取ってもらえない、伝えてもこちらの言う事を聞いてくれないなくて、対応に追われて仮眠なんて取る暇もなく朝を迎えることもあるかもしれませんね。
精神的にもきついうえに、全介助が必要な高齢者が多ければ、体力的にもきつい部分が出てきます
そんなストレスが重なって、本当に高齢者にうんざりして、疲れてしまうこともあるはずです。
看護師の中には、おじいちゃんが好きとか、おばあちゃんが可愛いと言ったように「高齢者が好き」ということを口にする人もいます。
高齢者が苦手で嫌いだと感じている今のあなたにとっては、きっとそれさえも理解に苦しむことかもしれませんね。
だから、自分が特殊なように感じてしまって、看護師が高齢者が嫌いではいけない、患者さんに対してこのような気持ちになるのはいけないと思ってしまうことで余計に自分を責めて落ち込んでしまうのです。
でも、高齢者が苦手、嫌いだからといって、自分を責めたり、悲観してしまうことはないんですよ。
私自身も高齢者が嫌い!もういい加減疲れたし辛い!ということなんて日もありました。
特に高齢者の排泄物の処理なんてもうやりたくない!と投げ出したくなることもあったりもしましたよ。
もう高齢者看護は自分には向いてないのかも…と落ち込んだ時期もあるくらいです。
だから決してあなただけが高齢者が嫌い…と悩んでいるわけではないのです。
たとえ、おじいちゃんやおばあちゃんが可愛いと言っているような看護師でも、常に前向きな気持ちで接することができている訳ではないはずです。
みんなそれぞれ気持ちの変化があったり、長く高齢者と接していることで疲れてしまうこともあります。
高齢者が苦手だからといってあまり気にしてしまう必要はありません。
もしあなたが、高齢者が苦手、嫌い、と思っても、看護師だって人間なんだからそれでもいいじゃない?と自分に言い聞かせてあげてくださいね。
高齢者が嫌いな看護師は環境を変えてみるのもアリ?
高齢者が苦手や嫌いであまりにも今の環境が辛いと感じているのであれば、そっとその環境から一度離れてみるのもいいでしょうね。
あまりにもしんどい状況で、高齢者看護が苦手な看護師は、高齢者の多い仕事から環境を変えてみる必要があると思います。
- 若い患者の多い急性期の一般病棟
- クリニック
- 美容外科 etc
他にも選べる選択肢はあるはずです。
一度、離れた環境から見つめなおしてみることで、もしかすると、やっぱり高齢者看護が好きなのかな…合っているのかな…と思うこともあるかもしれません。
きっと、長く高齢者に向き合いすぎて疲れてしまっていることが原因ということも多いです。
辛い環境から離れてみることで、本来は高齢者がそこまで嫌いではないことも分かるかもしれないですよ。
きっと忙しくて心が疲れてしまっているだけですから、少し休んでみたり、ほかの環境から見つめなおしてみてくださいね。
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