コミュニケーションが苦手・・・
職場でのコミュニケーションが円滑にいかずに悩んでいませんか?
私も看護師になりたての頃は、内気な性格からコミュニケーションを取ることが苦手でした。
新人看護師として入職したころは、職場の先輩が怖くて怖くて仕事以外のことは話せなかったり、自分の考えを伝えるときでさえ緊張して、話の途中で何を言っているのか分からなくなるようなこともありました。
それだけでなく、周りの同期や先輩たちのように患者さんともコミュニケーションを円滑に取ることができなかった為に、たぶんあの時の患者さんは不安な思いをしていたんじゃないかなと思ったりもします。
コミュニケーションに苦手意識があればあるほど、看護師の仕事が向いてないなぁ…と自分を責めてしまうこともありますよね。
今回は、そんなコミュニケーションが苦手で悩み苦しむ看護師のあなたに、私なりに考えたコミュニケーションの改善術をお伝えしていきたいと思います。
笑顔でとにかく挨拶をすることから
特に新人看護師の頃は、人見知りをして職場にまだ馴染めていないという方も多いのではないでしょうか?
最初の第一歩は、とにかく何か話そう、会話しようと無理に思いすぎずに、とにかく笑顔であいさつするということを心がけるだけで十分です。
自分から何か話かけたりしなくちゃと思わない方がいいですよ。
あなたが笑顔であいさつしているうちに、きっと向こうの方から歩み寄ってくれると思います。
無理して話そうとするのではなく、何か聞かれたり、話しかけられた時にだけ答えればいいとだけ思っていれば十分です。
相手の話をとにかく聞くことに集中してみる
コミュニケーションは、相手があって成り立つものです。
円滑なコミュニケーションを取るためには、聞き上手になるということが大切です。
会話が苦手で何も話しかけることが思いつかないということもあるかもしれませんが、何か質問をするためにも相手の話を真剣に聞くというスタンスでいるようにしましょう。
相手のことをもっと知りたい、もっと深く知りたい!と、思い込むことによって自然と相手への関心が向いていきます。
相手は相手で、どんな人でも自分に対して関心を持ってくれる事はうれしいことですから、自然と会話もしてくれるはずです。
そして、あなた自身も相手に興味を持って真剣に話を聞くことで、自然と質問も湧いてくるようになると思います。
患者さんとのコミュニケーションが苦手なら、自分が患者さんだったら?と考える
看護師の中には、患者さんとのコミュニケーションの取りかたが下手だな…と感じている方もいることでしょう。
そんな人にオススメなのは、もし自分が患者さんの立場だったら?ということを常に意識をしてみるようにしてみてください。
これを言ったら相手は不快にならないか?ということを一度考えてから、声掛けをしてみるようにしてみましょう。
最初はなかなかできなくて難しいかもしれませんが、訓練で慣れていくようになっていきます。
その繰り返をしていれば、いつの間にか患者さんを自分の家族かのように思えてくることもあるはずですよ。
患者さんに全く興味が持てない・・・
看護師の中には、患者さんに対していくら興味を持とうと思っても全く持てないというタイプの看護師も意外と多いのではないでしょうか。
私の周りにもこのタイプの人も割といて、そういう看護師は患者さんには全く興味がない…という感じです。
だからといって仕事ができないのではなく、たんたんと仕事をこなせているんですよね。
むしろ、外科の看護師なら処置や展開が速いので、いちいち患者さんに感情移入している方が仕事の効率的にも悪かったりするんですよね。
もしあなたが患者さんに興味を全く持てない…と悩んでいるからといって、悲観することはありません。
そういう人は、患者さんの前だけ私は女優よ!と思うようにしてみてください。
たとえば、患者さんで理不尽なクレームを付けてくるような人がいても、こちらが伝えたことがなかなか伝わらなくてイライラしても、顔では笑って看護師という役柄を演じることに徹してみてください。
内心では患者さんのことをどうでもいいと思っていたり、早く今日は上がりたいな…と思っていたとしても、優しい言葉だけかけてあげればいいのです。
本当の自分の心の中では、「なにくそ!」と思っていたとしても、患者さんさえ満足してくれればそれだけで十分なんです。
いかがでしたか?
何か一つでも取り入れられそうと思ったものがあれば、すぐにでも実践してみてくださいね。
コミュニケーションは場数を踏むことでどんどん上達していくものです。
焦らずゆっくりと自分のペースで進んでいきましょう。