第二新卒の看護師として「オペ室」へ転職する場合に注意すべきこと!
第二新卒の看護師で、オペ室への転職を考えているという人もいるのではないでしょうか?
新卒看護師の多くが夜勤のある病棟に配属されることがほとんどなので、転職でオペ室を考えているっといった人も中にはいます。
第二新卒の看護師でオペ室を希望する人の多くが、
- 夜勤がない日勤のみで働けるから
- 目の前の業務に集中できるから
といった理由が多くなっています。
あなたがオペ室を希望する理由はどんなところでしょう?
夜勤がなくて楽だからというだけで転職をしてしまうと、意外と大変なのがオペ看の仕事です。
ここでは、オペ室への転職をする場合に注意すべきこともまとめてみました。
第二新卒の看護師がオペ室を希望するのはまだ早い?
経験がまだ3年未満の看護師がオペ室へ転職するにはまだ早い?と悩む方もいるのですが、オペ室での専門性を付けたい!と考えているのであれば、決して早いということはありません。
オペ室が未経験であれば、最初は機材や器具の名前を覚えることから始めて、医師ごとに違う呼び方をすることも多いので医師ごとの特徴を覚えたり、術式を覚えたりといったようにやることはたくさんあります。
オペ室が未経験であれば慣れるまでは、とにかく勉強しなければいけないことはたくさんあるので、できるだけ若いうちの方が覚えは早くなるのではないでしょうか。
オペ看としてやってみたいと思った時にスタートしてみるのが一番だと思います。
第二新卒の看護師がオペ室へ転職する場合の注意すべきこと
ただ、安易に考えてオペ室への転職をするとギャップも感じてしまうこともあるので注意が必要です。
日勤のみのオペ室勤務だからといって決して楽ということはありません。
病院によってもオペ室での看護師の働きやすさは全く異なります。
オペ件数も多く重症な患者で難しいオペが中心だったりするオペ室では、予定していたオペでも時間が延びて残業も多くなって帰りも遅い場合もあります。
また、基本的にはカレンダー通りの休みで休めることがほとんどなのですが、病院によっては交代でオンコール体制を取っています。
手術が入れば休みの日であってもすぐに出勤できるような体制を取っておかなければいけないので、このせいで遠出ができなかったり、予定を立てられなかったりすることもあります。
オンコールに慣れていない間は、ずっと緊張状態が続いているようになってしまい、精神的に休みなのにすっきりと休めなくて疲れてしまう・・・といった人もいるほどです。
これから、オペ室への転職を考えるのであれば、残業時間やオペ件数、休みの日のオンコール体制の有無など、転職先のオペ室の働きやすさについて十分確認することが必要不可欠です。
また、オペ室は閉鎖的な環境になるので、そこで働く人間関係がどうなのか、オペ室未経験者への指導体制はどのようなものなのかということもあらかじめ確認しておくといいですよ。
ちょっと大変な部分をお伝えしましたが、しっかりとオペ室へ転職することの大変さも理解した上で考えてみるようにしてくださいね。
もちろん、オペ室でも病院によってさまざまですから、残業もほぼなく予定オペが終われば帰れたり、オンコール体制があったとしても呼び出されることがほとんどないといった病院もあります。
どこのオペ室が働きやすいのか見極めたいという方は、転職サイトのコンサルタントを頼ってみてくださいね!
第二新卒の看護師を受け入れているオペ室求人を探してもらえたり、病院ごとのオペ室における内部情報を事前に教えてもらうことができますよ。
関連ページ
- 他の急性期病院
- 第二新卒の看護師として別の「急性期病院」への転職を考えている人へ。注意しておくべきポイントを元看護師のコンサルタントがまとめています。
- 回復期リハビリテーション病院
- 第二新卒の看護師として、急性期以外も考えているなら「回復期リハビリテーション病院へ転職」もアリ!?私自身、看護師をしていたころに第二新卒の看護師として回復期へ転職した経験があります。なぜ回復期だったのか!?
- 慢性期の療養型病院
- 第二新卒の看護師が療養型病院へ転職すると、ギャップを感じてしまいやすい!?慢性期の療養型病院へ転職に成功するタイプとは?また、転職時の注意点を元看護師のコンサルタントがまとめてみました。
- 保育園
- 第二新卒の看護師として「保育園」へ転職するメリット・デメリットは?子供が好き!という気持ちだけでは難しい?安易に考えて保育園に転職すると、経験が浅い第二新卒の看護師にとっては大変かも!?
- 企業立病院
- 第二新卒の看護師として「企業立病院」への転職が人気です!給与が高く、有給休暇も取得率も高いことから看護師の定着率もいい!でも、一方で気を付けないといけないこともあるので注意が必要です。
- 介護老人保健施設
- 第二新卒の看護師が「介護老人保健施設」へ転職するにはまだ早い?仕事内容やメリット・デメリットって?第二新卒として施設への転職を考えるなら注意すべきことを元看護師のコンサルタントが教えます。
- 健診センター
- 第二新卒の看護師に人気の転職先の1つに健診センターがありますが、メリットだけではなくデメリットになる部分も理解した上での転職が必要です。第二新卒OKの健診センターを見つけるには?
- クリニック
- 第二新卒の看護師としてクリニックへ安易に転職してしまうと、ギャップを感じてすぐに辞めてしまうこともあるので危険です!第二新卒の看護師がクリニックを選ぶ前に知っておくべきことを元看護師のコンサルタントがまとめています。
- 精神科
- 第二新卒看護師として精神科への転職を考えているのですね。でも、安易に精神科への転職をしてしまうことで、危険もあるのをご存じでしょうか?
- 美容外科
- 第二新卒の看護師として「美容外科クリニック」へ転職するメリット・デメリットは何があるの?離職率が高いといわれる美容外科クリニックへ、第二新卒の看護師が転職するのは危険!?
- 美容皮膚科
- 第二新卒の看護師として、美容皮膚科クリニックへ転職するメリット・デメリットは?離職率が高いといわれる美容クリニックの世界。しっかりとデメリットも押さえて転職する必要がありますよ!
- 大学病院
- 第二新卒の看護師として、大学病院への転職を考えている人もいるのでは?ただ、大学病院によっては、離職率が異常に高い病院もあるので注意が必要です。メリット・デメリットについてチェック!
- 企業内医務室
- 第二新卒の看護師として「企業内医務室」「企業内健康管理室」で転職したいなら見ておこう!企業内医務室の看護師の実態は?第二新卒の看護師でも転職できる?メリット・デメリットについて。
- 訪問看護ステーション
- 第二新卒の看護師が訪問看護ステーションへ転職するメリット・デメリットには何があるの?経験が浅い場合には、訪問看護師として働く場合に苦労することもあるので注意が必要です!
- 第二新卒看護師としてパート(非常勤)で働く!【※注意点はある?】
- 第二新卒の看護師としてパート(非常勤)勤務をするメリット・デメリットは?元看護師のコンサルタントが教える第二新卒看護師がパートで働くにあたって注意しておきたいこと!
- 第二新卒の看護師が転職サイトを利用する意味あるの?
- 転職サイトは経験豊富な即戦力の看護師だけが利用するべきもの!と思っていませんか?確かに、病院は紹介会社に紹介料を払って、看護師を雇います。でも、第二新卒の看護師でも利用することによって・・・
- 第二新卒の看護師を受け入れている病院を探す前に知っておくべきこと
- これから第二新卒の看護師を受け入れいてる病院を探すなら、その前に必ず押さえておくべきことがあります。第二新卒を募集している病院を探すには?転職後に後悔しない為の心得について。