中堅看護師に求められるものが多すぎ!【※負担の解決策】
中堅看護師とは、一般的にだいたい看護師としての経験が4年目から10年目(病院によっては3年目以上)のことを指して呼んでいます。
この頃の看護師は、ある程度業務もこなせるようになり、後輩たちにも頼りにさせることも多くなり、新人看護師指導にも力を注がなければいけないことも多いでしょう。
4年目以降には、病院全体の委員会に出席することも増えてきたり、病院の経営面についても見えてくることがあります。
5年目、6年目となってくれば、中間管理職の立場である主任や師長と他のメンバーとの間の調整役となることも多いのではないでしょうか?
管理職に対する不満と中堅看護師に求められるもの
でも、中堅看護師として経験を積んでいく中で、上の立場である管理職に対しての不満も出てくることがあります。
- もっとこうすればいいのに
- どうして何もしてくれないの?
- 師長のやり方はおかしい!
と業務上でも様々な不満点が出てくるはずです。
もしかすると、下からも同じように不満が噴出してくることもあるでしょう。
でも、ここであれこれと後輩や同僚たちと一緒になって上に対しての文句や愚痴をたれるだけの中堅看護師になるのか、あるいは、病棟全体をまとめられるリーダーシップを発揮でいるかどうかによってその後は大きく左右してきます。
管理職に対して不満が出てくる気持ちはよく分かりますが、ここはぐっとこらえる必要があるのかもしれません。
病棟で何か問題が起きた場合にも、上司はどのように対処するのかということも、管理職の立場として見ているようなこともありますから、中堅看護師として、病棟がどういう方向に向かえばいいのかということも見ながら動くということが求められているです。
中堅看護師に求められ、期待される役割としては、ただ単純に新人指導だけではありません。
病棟全体を見てうまくまとめていけるよなリーダーシッなども必要とされているのです。
求められるものが多すぎて辞めたい
でも実際には、中堅看護師は求められるものは多く、こうしたことから逃げ出したいと考える看護師も少なくありません。
あまりにも上からも下からも求められるものが大きいあまりに、それがプレッシャーや負担となってしまってキャパオーバーしてしまうことがあるのが現実です。
こうした板ばさみの状態が中堅看護師のモチベーションを下げてしまうことがあります。
看護師の通常業務でさえ、こなしていくだけでも大変な中で、期待に沿って働いていくということは並大抵の精神力や体力では持たない時もあります。
特に、病棟での人員配置のバランスが崩れてしまっている時には、中堅看護師が疲弊してしまうこともあるでしょう。
最近では、新人看護師に対しての教育やフォローなどは見直されてきており、昔に比べれば環境は良くなっています。
ですが、中堅看護師というところにおいては、その部分のフォローシステムが未だ確立されていません。
中堅看護師が退職すれば、一番困るのは残された看護師ですから、本来であればもっとこの部分というのは強化されなければいけないと感じています。
負担が大きくて辛い時には、しっかりそのことについて、師長に話を通して仕事上の負担軽減に努めるようにしてみましょう。
場合によっては、部署を異動させてもらうなどの対処をしながら、自らが潰れてしまわないように気を付けてください。
私も看護師として働き続けていく中で、仕事のできる中堅看護師が体調を壊して辞めていく人をこの目で何人も目にしてきました。
中にはうつ病になってしまって休職をしているような人もいるほどです。
あれだけ、病棟でしっかりと仕事をこなしていた人が!?と驚くことも思うことも多々あります。
中堅看護師だから期待に添わなければいけないと無理をしすぎないように気を付けてくださいね。
転職サイトを利用したことはありますか?
転職サイトを使って転職すると、自分の希望していないところへ強引に入れられると聞いたことがあって利用したくないという人もいるかもしれませんね。
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ただ、転職サイトの中にはこちらの意志を最後まで尊重してくれるところもあるので、使い方によってはメリットの方が大きいですよ。
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