第二新卒の看護師として「企業立病院」への転職も案外いいかも?
第二新卒の看護師として転職を考えている方の中には、「企業立病院」が気になっているという方もいるかもしれませんね!
大学病院などの公立系の病院や民間の病院などで働いている看護師にとってみれば、企業立病院ってどんな病院かよく分からないし、実態についても詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか?
ここでは、第二新卒の看護師として企業立病院への転職するメリット・デメリットについてまとめてみましたので、気になっている方はチェックしてみてくださいね。
企業立病院ってどいういう病院のこと?
民間企業が経営している病院のことを指して、「企業立病院」と呼んjでいます。
企業立病院の中には、企業自体が直接経営している病院もあれば、その企業の健康保険組合が運営しているところもあります。
多くの企業立病院は、NTT東日本、西日本、関西電力、中国電力、富士通、三菱重工、トヨタ自動車、三井造船といったいわゆる日本でも有数の大手企業が中心なのですが、これらの企業立病院で働く看護師はその企業の従業員という扱いになってきます。
企業立病院の看護師として働くメリットは?
企業立病院で働く看護師の最大のメリットは、給与が良くて休みがしっかり取れるというところですね。
上記に挙げたような企業も安定しているところがほとんどなので、賞与もしっかりと出るところも多く経験の浅い第二新卒の看護師でも年収500万円以上のところもよく見られます。
また、民間病院ではなかなか有給休暇の取得もままならない一方で、こうした大手企業では、有給休暇をむしろ積極的に取るように推奨されることがほとんどです。
有給を使って長期休暇も取りやすいことから、なかなかいくことができない海外旅行へも行っている看護師も多いですね。
仕事とプライベートをメリハリを持って働けるという点で、企業立病院は看護師にとって人気のある職場の1つとなっています。
企業立病院の看護師として働くデメリットは?
一方、良いことばかりのように思われる「企業立病院」ですが、転職するデメリットもあるので注意が必要です。
経営の母体が企業である以上、経営不振に陥った場合には経営のスリム化のために、企業立病院が医療法人へ事業譲渡され移管されることもあります。
最近では、大手企業の1つでもある東芝にも企業立病院がありますが、母体の東芝は今や巨額の赤字経営に陥いりましたよね。
その後、巨額損失の穴を埋めるために、2017年1月に保有している東京の品川区にある東芝病院を売却することも決まりました。
こうしたことがある以上、それまでの安定した高収入を得られない可能性も十分に出てきます。
企業立病院だから安心・安全・・・ということでは決してないということを肝に銘じて覚えておきましょう。
また、企業立病院では、大学病院や医療法人のように、難病などの難しい症例はほとんど扱っていません。
看護師として様々な症例をみて経験を積みたいという人にとっては、少し物足りない部分も出てくることもあるので経験を積んでスキルアップと考えている場合にはギャップを感じやすいので気を付けてくださいね。
第二新卒の看護師として「企業立病院」はできる?
第二新卒の看護師として、「企業立病院」への転職は、その時々の病院の状況次第なところが大きいですね。
もともと企業立病院は、看護師に人気があり定着率が良いことから働く看護師がなかなか辞めません。
そのため、求人自体も比較的少ない傾向になっています。
また、募集は出ている場合でも、即戦力となるような経験が3年以上の看護師を求められるケースも多いので、第二新卒の看護師は募集しているかどうかをその都度確認する必要があります。
でも、「募集が少ないから・・・」、「第二新卒だと不利かもしれない・・・」といってあきらめてしまう必要はありません。
まずは、第二新卒の看護師として「企業立病院」への転職をしたいなら、転職サイトでのコンサルタント相談を受けてみましょう。
コンサルタントから連絡があれば、
- 第二新卒の看護師として転職できる企業立病院を教えてほしい!
- 〇〇病院での経営状態は大丈夫?
- 企業立の〇〇病院では、第二新卒の看護師の募集は出ているの? etc
といった気になっている情報を教えてもらいましょう。
できれば、企業立病院の看護師の求人自体が少ないことから、できるだけ選択肢を増やすためにも複数の転職サイトを利用するといいでしょう。
下記に企業系求人も扱っている看護師の転職サイトをまとめているので、チェックしてみてくださいね!
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