緩和ケア病棟が向いてる・向いてない看護師の特徴って?
緩和ケア病棟で働いているけど自分には向いてないのかな?
あるいは、緩和ケア病棟で働きたいと思っているけれど、自分には向いてるだろうか?
と、悩みや疑問がある人のために、緩和ケアで働く看護師の向き・不向きについて考えてみました。
緩和ケア病棟が向いてる看護師の特徴って?
緩和ケア病棟では、がんになった患者さんの身体的ケアと精神的ケアを行っています。
緩和ケアの治療は、がんの治療と同時に始まり、治療の伴う痛みを麻酔によって和らげたり、治療の辛さで精神的に落ち込んでしまわないように看護師が支えていくことが仕事になります。
ただ、患者さんの中には、末期がんで回復の見込みがないと余命宣告を受けたような人もいるため、看護師は精神的ケアが欠かせません。
緩和ケア病棟で働く看護師は、他の病棟で働く看護師よりも患者さんとの距離感が非常に近くなります。
じっくりと患者さんにコミュニケーションを取りながら看護をしたいという人の方がどちらかというと向いているでしょう。
また、緩和ケア病棟は、一般病棟に比べてゆったりとした時間が流れる環境にはなり、残業もほとんどなく働けるのでプライベートを充実させやすくなっています。
緩和ケア病棟が向いてない看護師の特徴って?
逆に、ゆったりとした時間が流れる中で、じっくりと患者さんとコミュニケーションを取って働くことが苦手な人にとっては向いていません。
がん患者さんやその家族とのコミュニケーションは、不用意な一言で傷つけてしまわないように気を遣う必要があり、慣れるまでは難しい部分も多々でてきます。
ある程度、患者さんの死にも直面してきた人や、患者さんとのコミュニケーションには慣れているような中堅看護師以上の方が働きやすくはなるかもしれません。
また、患者さんとの距離が近いことから、患者さんが亡くなってしまった時には自分自身にも相当な精神的ダメージを受けてしまうこともありますから、患者さんが亡くなってしまった時にもしっかりと気持ちを切り替えて看護ができるようになる必要性が出てきます。
緩和ケア病棟が向いてないと考えている人は、もしかすると、こうした精神的辛さが原因なのではないでしょうか?
もしそうなら、一般病棟に移って働くといったことを検討してみてもいいかもしれませんね。
緩和ケア病棟では、医療や身体的なケアよりも精神的ケアが最も難しいと言われています。
他のスタッフである薬剤師やカウンセラーとも協力し合ってケアを行っていきますが、看護師のサポートで患者さんの精神面が大きく左右されることもありますから慎重さが必要です。
とはいっても、緩和ケアに興味があり学びたい!と考えている看護師もいることでしょう。
携わることが初めてであれば、だれもが初心者です。最初からこうしたことを予め心得ておき、仕事を通してこうして辛さや精神的ダメージを乗り越えていく力を身に着けられるといいかもしれませんね。
最近では、比較的若い20〜30代の看護師に緩和ケアは人気があります。
とはいっても、緩和ケア病棟が働いている病院にはなかったり、異動もできそうにないという人もいるかもしれませんね。
もしそうなら、看護師の転職サイトがオススメです。
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